サイクリング 市川自然博物館へゴー

目的地は市川自然博物館。もし博物館が閉まってても、自然公園内をキリンマンで走る。そいでデジカメでなんか自然味あふるるモノを撮ってこれればベター。

この前バイクで行ってみた時の感覚では、迷わなければおよそ30〜40分で着く。これをMTBで行くとどれくらいかかるものか。

西に傾きかけた日を背に浴びてキリンマンを走らせる。とりあえず江戸川を越えて本八幡駅を目指した。この前バイクで行ったときは、地図も持たずに大まかな方角を把握しただけでホイホイ進んで迷った。だがなんと、この市川自然博物館本八幡の南口ロータリーから出てる道なりに進めば2、3回の右左折で着いてしまうのだ。シット!

まぁ、一度迷った道は二度とは迷わないぜ!ちなみに、コレって「一度見た技は食らわないぜ」に比べるとあまりかっこ良くない。

特に問題も無く実に軽快にキリンマンと俺は行く。
事件と言えば今のところ道路標識があって歩道が極端に狭くなっている場所をすり抜けようとして失敗した事くらい。・・・うん、まぁまぁ順調。

いやー、MTBってママチャリに比べて思いのほか横幅があるんだと実感。ハンドルが長いから。通り抜けられる幅だったのは確実なんだが、俺の技術不足であった。右ハンドル端が標識のポールにぶつかった弾みで反対の左に吹っ飛ぶ俺とキリンマン。左肩,腕から民家の塀に激突。

だがしかし、今日は装備が良かった。「さすがゴッグ、もとい、革ジャンだ。何ともないぜ!」

で、傷らしい傷も無いので、ちょいと痛いがそのまま走りつづけることに。
今日はかなり暖かいこともあり、バイクに乗るときの格好(革ジャン、セーター、長袖Tシャツ)でMTBに乗ってると凄く暑くなってきた。耐えられなくなったので松戸に差し掛かる辺りでセーターを脱ぐ。そこでまだ新しい革ジャンにくっきり傷が着いているのを発見。さっきぶつかったときである。たいそうガックリする・・・。
で、このときキリンマンのちょっとした異変に気付いた。サドルがズレている。サドルはもともと前後にスライドし、角度や距離の調節が可能なのだが、そこを止めるナットと金具が緩んでた。もうグリングリンとスライドしまくっている。どうりで。なんかさっきからたまに座りごこちが変わる気がしたんだ(笑)・・・いやいや、笑い事じゃない。コレは危ない。

目的地まであと20分程と言う地点まで来ていたのだが、日が落ちる時間が近づいている上にキリンマンはこんな状態である。俺は仕方なく引き返すことにした。さっき異常に気付いたときとっさに「えーと、車載工具は・・・」と探してしまった。だが、これはMTB。残念ながらバイクと違ってんな物を積んではいない。なんてこった。自分の準備不足を嘆きつつゆっくりと来た道を引き返す。途中、コンビにやスーパーに立ち寄ってみるが6角レンチは置いてなかった。場所によってはドライバーさえ置いていない店まである始末。全く、これは怠慢だ。生活必需品なのに!

幸運にも、途中に自転車屋があった。そこで事情を話してナットを締めなおしてもらう。工賃は100円で良いと言われた。さっきまですごーく暇そうにしていて、だるそーうに対応してくれたおじさん。だがチャリンコ屋としてはまっとうな人だったんだなぁと失礼な事を考えつつお礼を言う。いや、感謝してますマジで。

おかげで再び快調に走り出す事が出来たキリンマンと俺は、予定よりも早く本八幡まで戻ってきた。で、このまま帰るのもつまらないので駅周辺を散策する事に。終電逃したときにタクシーで通る道を辿ってバイパスに出る道を探したり、路地のたびに侵入してみたり。有名な「八幡の藪知らず」や武道具店、怪しい風俗店があった。飲食店も多く、ぶらついてみると面白い所かもしれない。一通りブラブラしたら日も暮れたので早めに家まで帰った。

結局、目的地までたどり着くことが出来なかった今回のサイクリング。敗因は整備アンド準備不足。今まで自転車で遠出なんてしたことがなかったので車載工具類なんて全く意識していなかった。反省。
車載工具セットは適当にホームセンターに行って見繕う予定。帰ってきてすぐにMTBの説明書を見て部品の規格を確認したから大丈夫だ!
次こそはきっちりと目的地へたどり着いてやる・・・。