空手バカボン

横関敦橘高文彦が絡んでた筋肉少女帯は好きだった。そんな俺にテクノ好きな友達が「大槻と内田が昔やってたテクノユニット」の作品として空手バカボンを聴かせてくれた。
聴いて思いっきり笑った。「すげぇ、こいつらマジにバカだ!」って。
実際、音質は笑うしかないレベルだった。でも何よりそれまで聴いたことの無い曲の作りが面白かった。ネタなのか、マジなのか演奏技術は想像できない。そして、独特な勢い。その姿勢は笑いを誘いつつも混沌としていて陰鬱なものを含んでおり、パンクやプログレに近いものが感じられた。

要約すると「メタリストの俺には色んな意味で衝撃的だった。」。・・・ああ、一言でまとまった(笑)

だから、「最近の筋少はあまり好きじゃない」と言った友達の気持ちは、わからないでもない。電気グルーヴPOLYSICSも好きだったアヤツ。今は何を聴いてるんだろう?

ちなみに、俺はバカボンを借りた時にYMO/SHIELDとANGRA/Angels cryを貸した。残念ながらヤツはメタリストにはならなかった。


で、曲を整理した結果、大好きな「大もうけバカボン」が消失していることに気付いた。SHOCKだ!幸い、「日本の米」は残っていた。ふぅ。あぶねぇアブネェ。

大もうけバカボン あらすじ:姉さんが沼にはまり弟に助けを求めるがどうすることもできず。そこを通りがかったお金持ちに「綺麗なお姉さんの死体を売ってくれ」と頼まれ銀貨10枚で売る。コレで僕もお金持ちだ!

そんな歌詞がバカ寸劇形式で歌われ、ヘロヘロのシンセの演奏と「バカボーン、バカボーン」のコーラスが絡む。シューベルト「魔王」日本語版と並ぶ迷曲だと思う。

うわー。どうやら「空手バカボン ベスト」はCD化されてるみたいだけど、手に入るかな〜。

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