夢日記「宇宙の魚屋」

夢の中で魚のような器官を持った謎の生物が「俺は宇宙の魚屋なのよ」ってことを話していた。そのピンク色をした魚っぽいおじさんの話した事がすげぇ記憶に残っている。夜になった今でも消えない。

おじさんは、一見人間なのだが尻尾?の先に魚の顔が付いている。日本の和室のような部屋の中に泥とも砂とも言えないような土があり、そこに風呂に入るように体を埋めて、上半身と尻尾を出している。そして俺に身の上話なんぞをしてくれたのだ。

おじさんは商売で挫折を味わい、失意の中この砂漠(世界?星?)にやってきた。そのとき運悪く流砂(泥?)にはまってしまい死を覚悟したそうな。体はだんだん埋まっていく。そのとき、周囲一帯に流砂の底から無数の木の枝が浮ぶように、伸びるように現れた。そのうちの何本かがおじさんの足の下から浮かび上がってきて、ソレに押される形でおじさんは窮地を脱する事ができたらしい。

この砂漠で、木材はとても貴重な資源である。さらに流砂の底にあったそれは品質も良く工芸の材料としても珍重されるような品であった。おじさんはその木を売った稼ぎを元手に再び商売を広げた。そして宇宙でも有数の企業家となったらしい。
おじさんは廊下の突き当たりにある納戸を開け、そのときの残りの木の枝を見せてくれた。ソレは大小さまざまですっかり土の色に染まった密度の高そうな木材だった。昔はこの納戸いっぱいに枝が詰まってたらしい。
おじさん曰く、自分はこの砂漠に命を救われた。そして縁を感じてココに住み続けてる。今ではおかげで様々な商売に手を出して成功してきたが、こんな砂漠のど真ん中で自分は魚屋を続けている。あのときの気持ちを忘れないようにと。だから大企業のトップとなった今でも自分は魚屋なのだと。そして「俺は宇宙の魚屋よぉ!」とおじさんは笑った。

そうそう、砂漠に住むサンドマリボーって巨大な蟻地獄みたいな虫の体内にはダイヤのような美しい宝石が入ってることがある。そんなヤツラの生態はいまだ謎のままであるそうな。その宝石は、彼らがどこかで食事をした際に体内に取り込まれたものであるらしい。と言う事はこの砂の中に宝石が埋まっている事になる。そしてさらに、この砂漠の下には砂の流れがあり、その先には古代の遺跡が眠っているとも言われていると。ココから北に行ったところに見える遺跡は、砂の底に眠ると言われている遺跡の名残なのだ。もしかすると虫達はその遺跡に住んでいて、そこで財宝である宝石を体内に取り込むのではないか?そう考えると面白いのではないか。虫は遺跡の場所を知ってるかもしれない・・・。
そんな事も話してくれた。でも、サンドマリボーはでかくて強いからそうそう相手にしてらんねぇなぁ。俺はそう言って笑った。笑いながらも俺はひどく遺跡のことが気になり初めていた・・・。


こんな夢を見てたのです。サンドマリボーって・・・ソーサリアンだっけ?んー。妄想爆発?やっぱこれも寿司とインスマスの影響だろうか?ふたぐん。