地震があった・・・みたい

今朝方のこと。銚子が震源で震度5あったらしい。俺は通勤中で全く気付かなかった。地下って揺れないのかな?
でも、仮に家で寝てて、果たして俺は気付けたのだろうか?「あ、そんとき俺寝てたわ」って発言に対して職場の皆さんから返ってきたのはちょっとした笑いだけ。・・・ねぇ待って。少しは否定してくださいよ。

地下鉄に乗ってるときにドカーンときたらマジで「ドラゴンヘッド」。そして運良く地上に出られても「サバイバル」やあともう一個、なんだったかの斎藤たかおチックな世界が待っているのか。

先ほどの凄まじい衝撃の後、電車は動きを止めたままだ。ここはどこら辺だろう?まぁ、どこであれコンクリートの下数十メートルだと言う事に変わりは無い。電灯が消えた車内。かろうじて灯っている非常灯もそう長くはもつまい。そうすればここはまさに暗闇に沈んでしまうんだろう。空調は既に止まっている。生きていれば係員が状況を説明しに奔走しているのだろうが、さて他の車両の事は全くわからない。それに、どう考えても係員の働きくらいでこの状態が早急に改善されるとは思えない。
乗客達の間で高まった不安は小さなきっかけからパニックへと移行し、すすり泣きは悲鳴に、そして怒号へ変わるだろう。
「どうすれば、生き残れるのだろうか?遭難したときは動かない方が良いって言うけど、それは助けが期待できる場合であって・・・皆やられちゃったときはどうしたもんなのかねぇ??」
ついさっき見知らぬ誰かが放棄した隅っこの座席に腰をおろして、俺は考えてみた。戸口のあたりはそこそこ騒がしくなっているみたいだ。まったく、さっき座れたときは「ラッキー。朝から座れるなんて久しぶりだな。」なんて思ったのに。
・・・まぁ、とりあえず、今はすごく寝みぃ。少し寝てから考えよう・・・。

なんて光景をまさに最近の通勤電車の中で考えてた。いやいや、妄想に使える悲観的材料ってのは尽きることがない。

灰色の空、人の消えた街、その地下深くで自動的に動きつづける電車。今この電車乗ってるのは俺一人。この列車はどこに行くのだろう?そこに生きている人間はいるのだろうかー?

こっちの妄想は毎度まいどよくやる。ちょっとSFチック。でも思い浮かべるのはゴシック式の廃墟のイメージ。

まぁ、こんなんは笑い話と妄想だけで済みますようにー。
寝よ。