メイド集合

アレ名領収書

今日の名台詞は「メイド集合」。凄い言葉だ。普通に生きてる分には早々聞かないぞこんな言葉。しばらく忘れられそうにない・・・。


青森から大学時代の友達が出張してきた。彼は我らがUNDERDOGメンバー「ノースリーブ」とも共通の友達。なので久々に会って飲むことにした。
で、「せっかくだから。」と最近新しくできた「メイド居酒屋」に行ってきた。


しかし、この友達は出張に来る度家族に秘密が増えているような気がしないでもない。まぁ、原因作ってるのは主に我々。でも、そんな深刻なもんじゃないから、たまにはこう言うのもイイと思う。


今までメイド喫茶に行った事はあったが居酒屋ってのは初めて。今回言った店は普通のパブ風の店を使いまわしたような内装。カウンターにはそこそこ客がいて、奥のテーブルには女性の2人連れが。店内のTVではガンダムWのDVDが流されていた。あとはギャルゲだかエロゲのフィギュアやアニメ関係のCD等が並んでいた。


ちなみに、そのCDの中にEVANESCENCEのCDを発見。ちょいと違和感。ゴス趣味繋がり?


さて、このメイド居酒屋なるもの。感想から言うと「思いのほか面白かった!」だ。ホント、予想以上に楽しめた。


冒頭のセリフは俺らがメニューの中にあった「萌え萌えパフェ」なるものを注文した際に発せられた際に遭遇したもの。その2100円もするパフェはお店のメイドさんの手作りだとの事を聞いた俺達。それまでに

  • おにぎりを握ってもらう。(ノースリーブ)
  • オムライスに絵と文字を書いてもらう。(友人は猫を俺は「ヘヴィメタさん(ハァト)」)
  • グレープフルーツサワーを作ってもらう(絞ってもらう)(友人)
  • レモンサワーを以下略(俺)

と、萌え系メニューを注文しまくってたので、勢いづいて、つい、追加注文してしまった萌え萌えパフェ。パフェは予想以上にでかい。驚く俺。だが、この後さらなる驚きが我らを待っていた。


「このパフェ、私も食べるんですけど、よろしいですか?」
「へ?ああ、イイですよ。コレでっかいしね。」
店の人が客の飯を食うって状況は普通の飲食店ではそう無いことだ。でもまぁ、飲み屋だとままある。キャバクラとか行く人だったらわかるだろうけど、おねいさんが飲み物注文するようなもんだろう。そう思い、気軽にO.Kを出す。
「ありがとうございます〜。」感謝するメイドさん。ハハハ、食ってくれたまへ。ちょっとイイ気分(笑)


「じゃ、メイド集合〜!」
「!?」


一瞬戸惑った我ら3人。次の瞬間店中のメイドさんが手に手にフォークやスプーンを持ちわらわらと集まり、俺たちのテーブルを囲んだ。


「いただきまーす!」


次々にパフェを食い始めるメイド達。呆然とする俺ら。店内の視線このテーブルに釘付け。
これが、これが「萌え萌えパフェ」萌え萌えたる由縁!?
360度メイドメイドメイド。四方八方メイドふさがり。パフェ食う食う。
俺らはもう、誰先となく笑い出していた。っつーか、笑わずにいられようかこんな状況を。


ちなみに、俺ら全員、メイドさんにパフェを食わせてもらった。これはまぁ、お約束ってヤツだろう。もうこうなりゃ乗らなきゃ損。楽しまなきゃ損。
でも、家族には見せられない。いやー、ついさっき実家からの電話を終わらせておいて本当に良かった!


やがて、嵐のようなひと時は終わり、メイドさん達はそれぞれの持ち場へと帰っていく。残されたのは笑い、テーブルに突っ伏す俺達。
今までのサービス(おにぎりを握る等)は予想の範疇であったが、コレは俺の予想を越えていた。コレ考えた人、凄い。恐るべし「萌え萌えパフェ」。ホント、この店に来る人はコレ味わわないと損。パフェの原価はたぶん300円もしないだろうけど、そこらはどうでも良くなる(笑)


・・・コレが良く上司が言ってる「付加価値」ってヤツだろうか?なんて思ったり。


支払いの際、「領収書は?」と聞かれた。俺が要らないと答えたのを遮り、友が「ください。」と言った。何故に?と問えば「名前欄になんて書かれるか気になる(笑)」とニヤリと笑う。なるほど、お前冴えてる!
でもまぁ、さすがに「お名前は何にしましょうか?」と聞かれてしまった。まぁ、当然だ。だがそこですかさず「"ご主人"様でお願いします。」と答えた俺達。
もう俺らはあの空気にすっかり染まりきっていた。メイドさんも笑いながら領収書を書き上げる。俺らも笑いながら携帯でその領収書を撮影。


帰りはメイドさんに見送られつつエレベーターへ。そのとき上から降りてきたエレベーターに乗ってたサラリーマン風の人らが驚いていた。エレベーターの中で「ココにもこんな店あるんだ・・・」「いや、割と楽しいですよ!」なんて会話をしつつ建物を後にした。あの人達、後でお店に行くかな?(笑)


そんなこんなで、かなり楽しめたメイド居酒屋。また、開けなくてもいい世界へのドアを開いてしまった感じがする。まぁ、遠いところから来た友達に楽しんでもらえてよかった。でもまぁ、くれぐれも家族には内緒にしておく方向で。


次ぎは、メイド美容院かなぁ?(笑)