ミノムシ
近、家の外にある水場にミノムシが一匹住み始めた。
昨日の夜は自転車カバーを止める用洗濯バサミに付いていて、危うく潰しそうになった。
意外と知られてないかもしれないが、ミノムシは移動する。
あのミノをつけたままヤドカリのように移動するのだ。だからたまに違うところにくっついている。
昨日は「あぶねーなー」と洗濯バサミから外して水道のホースにくっつけたのだが、今日みると水場の隅っこに移動していた。
ミノムシは良く見るが、その生態は知らんなぁ?と思ったので軽く調査。
ミノムシは種類ごとに生態がかなり違う。
だいたいの場合、オスは成虫になると普通の蛾の姿になるのだが、メスの姿が様々だ。
- 普通の蛾の姿になるもの。
- 頭と足が発達するが羽が無い芋虫型
- 足も殆ど発達しない芋虫型
だいたいのオスは口が無く餌を食わない。
メスにいたっては芋虫型のものにいたっては感覚器が無く、オスを誘う、交尾、産卵のみの機能しか持たないものも。
で、殆どのミノムシメスはそのミノに卵を産んで死んでいく。
虫嫌いナ人は見ないほうがいいw
なんか、壮絶。
今度はこのミノムシに寄生するハエやハチがいるかと思えば、さらに寄生バエに寄生するアブがいるなど、何がなんだかもう。
しかし、超ニッチな世界だ。
ちなみに、オオミノガはこの寄生バエのおかげで一部地域では絶滅の危機に瀕してるらしい。
ミノムシだけにもこんなに話題があるとは。身近にいるけど不思議な生き物なんだな。
家のとこに居るのはたぶんチャミノガではないかと・・・。
ミノの形から見るにオオミノガじゃないっぽい。
ようわからんが、とりあえずミノキチと命名。
しかし、なに食って生きてるんだろうあんな場所で。
しばらく忘れない程度に様子を見てみるつもり。