つ、爪先立ち奏法だと!?

「ロックやるなら、楽器を低い位置で構えること。」これはもはや、ロックの常識。
長いストラップで楽器を首から吊るし、足を大きく開いて、体を折り曲げて低い位置で弾く。低ければ低いほど、かっこいいとされる。
メタルやるんなら、よっぽど超絶技巧を披露でもしない限り、胸の辺りでベースを構えるなんてありえないのである。
しかし、低い位置で楽器を構えるとその分演奏は難しくなる。このかっこ良さと演奏の難しさはほぼ比例の関係にあるわけだ。言わば、諸刃の剣。
まぁ、そりゃ当然だ。だって、そんなことしたら楽器に手が届かなくなるんだもの・・・。

そんな俺の構え位置は、ちょうどベースのボディ中央が股間に来る辺り。コレが俺の普通に弾けるギリギリの位置。
だが、コレでは早いパッセージが弾きづらいし、ハイポジションなんて弾けやしない。どうすりゃいいんだー!?
と、思ってたら、意外なところに解決方法を発見。
早いフレーズを弾く時は右足を爪先立て、足でベースの背を持ち上げるようにして、少し傾きをつけてボディが見えるようにすると・・・おお、コレは弾きやすい!
そうか、普段は低く構えて頭を振りまくり、弾きづらいフレーズをキメるところでつま先立ちすればいいんだ!わーお。俺、チョークール!

・・・
みんな、既にやってるよ、そんなこと(涙)!

何気なく見る仕草や姿にも、きっちりと意味があるってことですね。